試作・組立をスムーズに進めるために押さえるべき設計ポイント
Before
装置の試作段階では、様々な要素の検討が必要とされる中で、組図へのネジ類など詳細情報の盛り込みに関しては後回しになってしまうことも多くあります。また、量産試作・量産に向けた設計変更などにより、微調整の発生も多くなります。ですが、量産の組立時、組図に詳細情報が不足していると、確認による作業の停滞を招いてしまいます。
<組立時に停滞を招く設計>
・2D組図に適用ネジの種類(及び長さなど)の明記がない
・3D組図の場合、カーソルを当てた際に出てくる部品情報にネジスペックの記載がない
(長さの測定の手間が出る)
After
当社では組立する前に、必ずお客様と仕様の確認をしています。
<組立時にスムーズに作業を行える設計>
・試作機の段階でも、設計が理論上のネジスペックの記載をする
・試作機完成時、組立側から選定したネジの情報を設計側にフィードバックし、量産設計の組図に盛り込む
2D/3D共にネジスペックの表記を実施するといった、試作段階で出来ていない、忘れていた場合など、組立担当者からフィードバックをもらうなどして、確実に実装することが重要です。これにより組立時の認識の齟齬の防止や、組立時間の短縮が可能になります。
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